ストレスを感じない?ストレスを感じることがストレスになっている?

もともとストレスは、ストレッサー(ストレス状態をもたらすもの)とストレス状態(身体に現れる状態)とに分けられています。

 

例えば、Aさんを見るとストレスを感じるという場合は、Aさんがストレッサーで、ストレス状態になると考えられます。
ストレス状態にならないようにするためには、Aさんがいなくなればいいと考えることができます。
そして、自分の中で存在を感じないようにしたり、Aさんがいかに極悪人であるかを人事や所属の長などに訴えれば部署変えでAさんはいなくなり、ストレス状態を感じることなく仕事ができます。

 

 

という話はよく聞く話です。


ストレスを感じないけど身体が不調という方は、案外これと同じことを自分の内部で行っているように感じます。

 

例えば、Aさんを見た時に自分の身体にストレスを感じているとします。

Aさんを見たり、思い浮かべながら、身体をスキャンするように体の感覚を感じてみると、
胃がキュッとなっていたり、肩に力が入っていたり、お腹に力が入らなかったりしていることがあります。

この状態を感じて、「自分にとって不都合だ!」と感じるとこの感覚を感じなくするようにフタを閉め、
思考の世界に入り、どうすれば感じないようになるかを考えます。
これが習慣づいていると、ストレスだと感じた瞬間にやってしまいます。
このスピードは恐ろしく早く0.1秒くらいです。自分で気づく為には注意深く意識して観察する必要があります。

「バシバシ仕事をしなければならない~」、「これこれしなければならない~」と思っていても身体に「嫌~」という感覚がでれば、それは足を引っ張る以外の何ものでもないので、瞬間的に0.1秒でストレスを感じるどころかノイズとしか思わなくなってしまいます。

 

理由は人それぞれ異なると思いますが、とにかく不都合なのでフタをするのでしょう。

 

これらは、個人や家庭、企業でも同じことが起こっているように感じます。

 

不都合なところを見ないようにして「~しなければならない」というのは、いろいろな並々ならぬ思いが含まれていると思います。
ですが、気づかぬうちに仕様の限界を超えて高回転で回り続けて、油膜が切れて焼き付きそうなエンジンと同じようになってしまっているかもしれません。


ストレスを見つけて心や体を整えていくと、ストレスを抑え込んだり回避することに使っていた時間や、お金のかかることといった様々なことにエネルギーを注ぐことが減っていきます。


自分の身体にストレス反応があるのに、ストレスに気付かないで、どれだけの時間とお金と労力がかかっているでしょうか?

 

アルコールや食事、つい買ってしまう洋服、がんばったけど、体を壊して長期休暇・・・などなど。

1年、10年単位で計算してみると・・・

 

回避しそうになりますね。
それは、ストレス反応です。

 

ストレスは、ストレスのまま留めておかないで、ストレスと向き合って整えると素敵なエネルギーに変わっていくので、悪いものでもないのです。

 

自動車やバイクで例えると、部品同士の摩擦抵抗(ストレス)を減らしていくことで燃費が良くなるといった具合です。

 

話は戻りますが、Aさんを見てストレスを感じていることに気付いた場合は、ストレスだと感じる自分の心と身体を整えてしまえば、Aさんを見た時に起こっていたストレス反応がなくなるので、何事もなかったかのようにふるまえるのです。余計なことを画策する必要はもうありません。
不思議なことに意外と仲良くなったりするので、今までとは違った世界が見えてくるのです。

 

がんばってストレス見つけましょう。